@article{oai:gijodai.repo.nii.ac.jp:00000214, author = {中島, 法晃 and NAKASHIMA, Houkou}, issue = {51}, journal = {岐阜女子大学紀要, BULLETIN OF GIFU WOMEN’S UNIVERSITY}, month = {Feb}, note = {本稿では,芸術家が外国人集住地域である保見団地においてアートプロジェクトを企画,運営することで生じた,地域住民や行政との摩擦と,芸術家としての葛藤についてオートエスノグラフィーによって研究した。プロジェクトにおいて,壁画制作にかけた期間は2週間であった。それ以外の約9ヶ月間は会議と,住民との交流,資金調達のためのクラウドファンディングの広報活動であった。プロジェクトをとおした様々な人々や事象との摩擦や,壁画制作に取り組むうえでの資金面等における芸術家としての葛藤,そしてクラウドファンディングによって得た,葛藤を越えた「使命感」から,芸術家は多様性と向き合う「対話力」を身につける基盤ができたといえる。また,アートを介した交流が多文化をつなぐ可能性についての示唆を得ることができた。それは芸術家が主体となってアートプロジェクトを企画,運営したことにおける一つの成果だ。刻々と変化していく社会的情勢や社会的事象の中で,現代を生きる芸術家に求められるものは,社会的情勢や社会的事象との主体的な対話であり,多様性に立ち向かうことができる流動的な対応力ではないだろうか。}, pages = {83--97}, title = {芸術家のオートエスノグラフィー ―アートプロジェクト共同体形成における葛藤と協調―}, year = {2022}, yomi = {ナカシマ, ホウコウ} }